上粕屋の山口家(雨岳文庫)では年始を迎える神飾りが設えられました。また、神棚へのお神酒を供える盃には「大山・七五三引・昭和三年辰年震災復旧・記念」と焼かれていますので、大正12年の関東大震災で倒壊した二の鳥居が昭和3年に地元民の手により復旧されてい
ますので、その記念の盃と思われます。
▲左から「エビス」さん、「ダイジングウ」さん、「歳神様」の神棚です。
▲「エビス様」の屋根は起くり(むくり)屋根でアーチ型。「ダイジングウ様」
は繁垂木・火頭窓・蟇股(かえるまた)を設えた神社やお城の造りです。
注連縄(しめ縄)が映えます。
▲歳神様です。古の伝統が継承されています。
▲鳥居の上部には「大山」、左右に「七五三引」と記されています。
▲盃の縁には「昭和三辰年震災復旧」と記され、底には「記念」とあります。
倒れていた「二の鳥居」の復旧に心血を注いだ地元の方の想いが詰まって
います。
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